アサヒビール株式会社(本社:東京都、社長:塩澤賢一)とパナソニック株式会社は、有機資源を高濃度に活用した飲料容器「森のタンブラー」を活用し、生活者の消費行動におけるCO2排出量およびプラスチック廃棄物の削減を推進し、飲料容器をリユースする文化を醸成することを共通の目的とした業務提携契約を締結しました。
これまでの共同開発から業務提携とすることで、両社の強みを活かし消費者啓蒙、活用先拡大、ブランディングなどの“コト作り”に共同で取り組み、「森のタンブラー」の事業化に向けた活動を強化していきます。2021年4月までに、生産体制の構築と一般への販売体制を確立し、持続可能な事業を創出していきます。
【「森のタンブラー」について】
昨今の海洋プラスチック問題や石油資源の枯渇、地球温暖化といった環境問題から、天然資源の効率的な利用(SDGs※ゴール12)や、海洋汚染の防止および大幅な削減(SDGsゴール14)が国連の開発目標として定められ、プラスチック使用量の削減が世界的に求められています。このような中、両社は使い捨てという消費行動自体を変革することに着目し、使い捨てしない飲料容器として、共同で、パナソニックの開発した「高濃度セルロースファイバー成形材料」を活用した世界初のエコカップ「森のタンブラー」(愛称「森タン」)を開発し、2019年7月から小ロットでのテスト販売を開始しました。現在までに企業・行政・消費者団体と協業し、「GAMBA EXPO 2019」「B-1グランプリin明石」「つくばクラフトビアフェスト2019」などの様々なアウトドアイベントで累計約1万個を展開しました。使い捨てプラスチックカップを約3万個削減したと見込むと、プラスチックゴミが約0.3 t、CO2が約2.1 t削減された計算となります。
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https://news.panasonic.com/press/jp/data/2020/06/jn200629-1/jn200629-1.html