海洋生分解性のセルロースファイバー成形材料を開発
パナソニック ホールディングス株式会社 MI本部は、これまでに開発してきた植物由来のセルロースファイバーを高濃度に樹脂に混ぜ込む技術を、海洋生分解性[1]の植物由来樹脂等へ展開し、海洋環境で完全生分解性を有する成形材料[2]を開発しました。海洋生分解性樹脂にセルロースファイバーを高濃度添加することで、優れた機械特性と海洋生分解性が両立する成形材料として開発することに成功しました。
昨今の海洋プラスチック問題や石油資源の枯渇・地球温暖化といった環境問題から、天然資源の効率的な利用(SDGsゴール12)や、海洋汚染の防止および大幅な削減(SDGsゴール14)が国連の開発目標として定められ、樹脂量の削減が世界的に求められています。